ホーチミン市環状道路3号線など、3つの高速道路が同時着工

(ベトナム)

ホーチミン発

2023年06月30日

ベトナム南部のホーチミン市で、中部・南部における3つの主要な高速道路建設プロジェクトの着工式が618日に行われた(注)。ファム・ミン・チン首相やグエン・バン・タン交通運輸相らが出席した。各プロジェクト概要は次のとおり。

1.ホーチミン市環状道路3号線

全長76キロ以上で、ホーチミン市と、同市に隣接するドンナイ省、ビンズオン省、ロンアン省を結ぶ。本高速道路のうち、ホーチミン市とドンナイ省の一部区間(8.22キロ)は既に建設が進んでいる(2022年10月7日記事参照)。

総投資額は753,780億ドン(約4,598億円、1ドン=約0.0061円)となる見込み。有料の高速道路8車線(制限速度時速100キロ)と、それに平行する一般道23車線(同時速60キロ)からなる。2025年までに完成し、2026年からの運用を目指す。

2.ビエンホア~ブンタウ高速道路

全長53.7キロで、日系企業の進出が多いドンナイ省ビエンホア市から深水港のカイメップ・チーバイ港を有するバリア・ブンタウ省までをつなぐ。総投資額は178,370億ドン。第1期として、2025年までに高速道路46車線(時速100キロ)を建設し、2026年までに運用を開始する。その後、68車線に拡張する計画だ。

本高速道路の建設は、20228月に建設計画が承認されており、ドンナイ省に建設予定のロンタイン国際空港とカイメップ・チーバイ港とを結ぶ重要なプロジェクトと位置づけられている(2022年8月22日記事参照)。

3.カインホア~バンメトート高速道路

全長117.5キロで、ベトナム中部高原地域のバンメトート(ダクラク省)と中部沿岸地域のカインホア省を結ぶ。総投資額は22兆ドン。2026年までに完成し、2027年からの運用を目指す。

着工式で、チン首相は「全国の高速道路は現在、1,729キロが通行可能になっている。2030年までに5,000キロに及ぶ高速道路網を整備する目標のもと、2025年までには3,000キロの高速道路の開通を達成しなければならない」と述べた(交通運輸省機関紙「交通」618日)。

(注)同日、バリア・ブンタウ省では、同省とドンナイ省を結ぶフォックアン橋建設プロジェクトの着工式が行われた。

(児玉良平)

(ベトナム)

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