米ミシガン大学、運輸省から自動車のコネクテッド技術研究で985万ドルの資金を獲得

(米国)

米州課

2023年06月01日

米国運輸省連邦道路局(FHWA)は5月25日、自動車のコネクテッド技術の研究に関して、ミシガン大学に985万ドルの先進技術とイノベーション(ATTAIN)プログラムの資金を提供すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

ATTAINプログラムは、2021年の陸上交通修繕法(FAST法)とインフラ投資雇用法(2022~2026年)により、年間6,000万ドルの資金投入が計画されている。2022年は同プログラムに関して、ミシガン大学を含め8つのプロジェクトが(計5,278万ドル)が採択された。

ミシガン大学の交通研究所は獲得した資金について、「ミシガン州アナーバーのコネクテッド環境再構築プロジェクト」で、携帯電話の通信方式によるV2X通信(注)を使い、車両の製造協力者が新技術を評価・実装するために使用するとしている。

また、ピート・ブティジェッジ運輸長官は「居住地によって、安全で手頃な交通を利用できるかどうかが決まるべきではない。ジョー・バイデン大統領による革新的な技術への投資によって、われわれは、地域社会、特にこれまで十分な資金が投入されなかった場所が、より安全で効率的な輸送を実現できるよう支援している」と述べている。

(注)車両と車両、車両と道路インフラ(路側機)、車両と歩行者など、車両とあらゆるものとの通信を意味する。

(見並一明)

(米国)

ビジネス短信 123ecb3acb38eb5e