湖南省、東南アジア各国との旅客便再開が相次ぐ

(中国)

武漢発

2023年05月09日

中国・湖南省政府は4月29日、湖南省と東南アジア各国を結ぶ旅客便が4月末に相次いで再開したと発表した(添付資料表参照)。これに先立ち、海南航空が4月7日に長沙市とロンドン(注1)を、ランメイ航空が4月10日に長沙市とプノンペンを結ぶ旅客便(注2)を再開していた(「長沙発布」4月7日および4月12日)。

湖南省では4月末時点で、長沙黄花国際空港と10カ国・地域の13都市を、張家界荷花国際空港と2カ国の3都市を結ぶ旅客便が運航されている。湖南省政府は、今後、長沙黄花国際空港とシンガポール、大阪、チェンマイ、ウランバートル、また張家界荷花国際空港とソウル、釜山などを結ぶ旅客便が再開されると発表した。

2020年までは湖南省と日本を結ぶ定期直行便が運航されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、同直行便の運航は停止しており、2023年5月6日時点で再開の見通しは立っていない。在湖南省日系企業からは、湖南省と日本を結ぶ定期直行便の再開を求める声が多く聞かれる。

(注1)毎週月曜日、水曜日、金曜日に運航する。

(注2)5月は週2便、6月は週3便の運航を予定している。

(楢橋広基)

(中国)

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