2022年の総雇用者数、前年比4.5%増、民間賃金は5.6%増

(ケニア)

ナイロビ発

2023年05月17日

ケニア国家統計局(KNBS)は53日、「エコノミックサーベイ2023外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。2022年の総雇用者数は前年比4.5%増の1,9148,200人だった。正規部門の雇用者数(自営業を含む)は3.7%増の3183,500人、非正規部門(インフォーマルセクター)は4.6%増の1,5964,700人(推計)だった。

正規部門のうち、自営業を除く賃金雇用者数は3015,400人で、うち68.9%を占める民間セクターが4.8%増、3.1%を占める公的セクターが1.6%増となった。民間セクターのうち、最も雇用が増えたのが宿泊・外食産業(観光業)の23%増(75,900人)だった。雇用者数の多い製造業は5.1%増(329,600人)、農林水産業は1.5%増(299,700人)だった。

正規部門の名目賃金(1人当たり、平均年収)は、民間セクターが5.6%増の875,801シリング(約875,801円、1シリング=約1円)、公的セクターが2.3%増の842,873シリングだった。民間セクターを主な業種別でみると、製造業が8.3%増(617,636シリング)、農林水産業が5.6%増(398,777シリング)、卸・小売業は5.6%増(942,063シリング)だった(添付資料表参照)。

(佐藤丈治)

(ケニア)

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