自動車部品見本市「24th AUTOEXPO AFRICA 2023」、ナイロビで開催

(ケニア)

ナイロビ発

2023年05月11日

ケニアの首都ナイロビで5月4日から6日にかけて、自動車・自動車パーツの展示会「24th AUTOEXPO AFRICA 2023」(主催:EXPOGROUP)が開催された。主催者発表によると、出展者は14カ国・63社で、国別でみると、中国21社、インド13社と続き、ケニアの企業(8社)より多く、存在感を示していた。欧州からは英国、イタリアなど、中東からはトルコ、イランなどの出展があった。日系企業としてはIsuzu East Africa Ltdが出展した。なお、ナショナルパビリオンの設置はなかった。

出展物はスペアパーツ(シャフト、サスペンション)、エアコンフィルターや塗料に加え、電気自動車(EV、乗用車、バス)と多岐にわたっていた。EVでは、豊田通商が2022年11月に出資を行ったケニアで電動バス事業を展開するBasiGo, Inc.も出展し、完成車では中国、パーツでは中国やインドの企業が展示を行い、注目が集まった。

ケニアの新規自動車登録数(新車、中古車を含む)は年間約10万台なのに対して、2022年の新車販売台数は1万6,747台であることから、80パーセント以上が中古車となっている。新車の販売台数の割合は大きくなく、中古車販売が大多数を占めるケニアではスペアパーツ、リペアパーツの市場拡大が見込まれる。

写真 展示会場の様子(ジェトロ撮影)

展示会場の様子(ジェトロ撮影)

(中川翼)

(ケニア)

ビジネス短信 8c7c91ca1b3e7236