カルナータカ州議会選、国政与党のインド人民党が単独過半数取得なるか

(インド)

ベンガルール発

2023年05月10日

インド南部のカルナータカ州で5月10日、5年に1度の州議会選挙(定数224)が実施された。国政与党のインド人民党(BJP)と、国民会議派(INC)、地域政党ジャナタ・ダル(JD(S))による三つどもえ戦が予想される中、BJPが過半数(113議席)を取得し、単独で政権を維持できるかが焦点となる。

2018年5月に行われた前回選挙では、BJPが224議席中104議席を獲得して第1党となったものの、過半数を取得できず、2位のINCと3位のJD(S)が連立を組んだ。その後、両党による連立政権は14カ月で終わり、2019年7月にBJPが政権に復帰して現在に至っている。

投票に先立って、5月6、7日の週末には、ナレンドラ・モディ首相自らがカルナータカ州入りし、2日間にわたって州内各地を回るなど、BJPも万全のサポート態勢で臨んでいた。

地元メディアによる各種世論調査では、INCの優勢、BJPの苦戦を伝える向きもあり、予断を許さない状況だ。州内には約6万カ所の投票所が設けられ、開票は5月13日に行われる。

(水谷俊博)

(インド)

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