首都のガソリン料金支払い、全て電子決済に移行

(エチオピア)

アディスアベバ発

2023年05月15日

エチオピアの首都アディスアベバでは424日から、ガソリン料金の支払いが電子決済に移行となっている。もっとも、開始と同時に支払いに混乱が生じており、いずれのガソリンスタンドも長蛇の列が続いている。511日現在、決済は国営通信事業者エチオ・テレコムのアプリ「Telebirr」もしくはエチオピア商業銀行(CBE)のアプリのみとなっており、ガソリンスタンド内には来客の支払いサポートを行うエチオ・テレコムの特設テントが併設されている。

エチオピアでは、20232月に石油エネルギー庁(PEA)より石油市場のデジタル管理を行う旨が発表されており、3月には、期限までに各ガソリンスタンドでの料金支払いを電子決済に移行し、期限後に現金決済が発覚した場合は業務を禁止するなどの措置を講ずると通達がなされていた。今回、アディスアベバで開始となった電子決済は今後、国内全てのガソリンスタンドで展開される予定となっている。

ガソリンスタンドに長蛇の列(ジェトロ撮影)

スタンド内にはエチオ・テレコムの特設テントが設置されている(ジェトロ撮影)

(中山泰弘)

(エチオピア)

ビジネス短信 4776c24394d248e5