香港で「国際医療&ヘルスケア・フェア」開催、最新の介護用品など披露

(香港)

香港発

2023年05月25日

香港貿易発展局(HKTDC)は516日から、医療用品やヘルスケア製品を取り扱う香港最大規模のBtoB向け展示会「香港国際医療&ヘルスケア・フェア外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」をハイブリッド形式で開催している。リアルでは香港コンベンション・エキシビションセンター(HKCEC)で18日まで、オンラインでは「Click2Match」というマッチングプラットフォームを用いて25日まで開催している。

14回の開催となる今回は「スマートヘルスの力を解き放つ」をテーマに掲げ、香港、中国、カナダ、日本、台湾、米国から300社以上の出展者が参加し、バイオテクノロジーや、病院設備、リハビリテーション、高齢者ケアなどの最新の製品やサービスが紹介された。

日本製の介護用品を出展したカルチャー・ホームズ(Culture Homes)にジェトロが話を聞いたところ、同社代表取締役社長のステファニー・ロー氏は「日本製の高齢者介護用品は平均的に品質が高い。特に介護食品は非常によく開発されており、柔らかさの度合いなど多様な選択肢が多い。今後も日本からより多くの介護食品を調達するか、日本の介護食品サプライヤーと協力し、香港での消費者用に介護食品をカスタマイズすることも視野に入れたい」と述べた。

写真 日本製の介護食品の展示(ジェトロ撮影)

日本製の介護食品の展示(ジェトロ撮影)

また、香港サイエンスパークが大規模なパビリオンを設け、同機関が育成したスタートアップ30社の最先端技術を来場者に披露した。

写真 香港サイエンスパークのパビリオン(ジェトロ撮影)

香港サイエンスパークのパビリオン(ジェトロ撮影)

同展示会と併催された「アジア・グローバルヘルス・サミット(ASGH外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」では、「ヘルスケアの未来を再定義する」をテーマとし、世界中の医療関係者や専門家、組織、投資家、金融専門家など80人以上の講演者が参加。公衆衛生、医療ヘルスケア分野の最新動向や共通課題について討議や情報発信が行われた。

写真 展示会の様子(ジェトロ撮影)

展示会の様子(ジェトロ撮影)

(林田健吾)

(香港)

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