米フォード、英国の自動車専用道路での自動運転レベル2導入認可を取得

(米国、英国)

米州課

2023年04月25日

米国自動車大手のフォードは4月13日、英国の自動車専用道での自動運転レベル2に該当するハンズフリー先進安全運転支援システムの使用認可を取得したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。欧州において、この種類のシステムの最初の認可だとしている。

発表によると、フォードのハンズフリーの高速道路運転機能であるブルークルーズ(BlueCruise)は、フォードブランドとリンカーンブランドの車両に搭載されており、19万3,000人のドライバーによる1億2,000万キロの走行実績が、米国とカナダであるという。

英国運輸省からのブルークルーズの認可は、イングランド、スコットランド、ウェールズの、ブルーゾーンとして指定された3,700キロのエリアで、ドライバーによる監視の下でのハンズフリーの運転技術を使用可能とする。この機能搭載車は、マスタングマークEモデルだという。

同社は2023年3月2日に、ハンズフリーの自動運転システムにフォーカスした100%出資子会社のLatitude AIを米国ピッツバーグに設立すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしている。同社の設立により、フォードは自動運転のための機械学習、ロボティクス、ソフトウエア、センサー、システム工学などのリーディングチームを追加したとしている。

(見並一明)

(米国、英国)

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