省エネに向け、サマータイムの再導入が可決
(エジプト)
カイロ発
2023年04月06日
エジプトで4月3日、省エネが目的とされているサマータイムの再導入に関する法案(2023年3月2日記事参照)が下院本会議で可決された。2023年4月28日からサマータイムが適用される。
政府は、ウクライナ情勢の影響で資源価格が高騰していた2022年8月に、国内での発電に使われていた天然ガスを外貨収入源とするべく、公共施設やショッピングモールにおける照明やエアコンの使用、屋外における街灯の使用を抑えるよう指示を出していたが、2023年4月2日にあらためて街灯照明を前年比75%とする目標を設定した。報道では、サマータイム再導入によって1億4,721万エジプト・ポンド(約6億2,500万円、1エジプト・ポンド=約4.25円)の節約になるという、今回の決議に先立ってなされた電力省の試算が示されている。
(福山豊和)
(エジプト)
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