1~2月の乗用車BEV登録台数、前年同期比13.9倍の8,403台

(タイ)

バンコク発

2023年04月06日

タイ工業連盟(FTI)は3月23日、2023年2月の電気自動車(EV)の新規登録台数を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。バッテリー電気自動車(BEV)の新規登録台数は前年同月比8.6倍の7,536台で、内訳は乗用車(四輪車)が16.0倍の5,458台、二輪車が3.6倍の1,842台などだった。ハイブリッド電気自動車(HEV)は47.7%増の7,921台(乗用車が7,835台、二輪車が86台)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)は30.5%増の1,249台だった(乗用車のみ)。

2023年1~2月のEVの累計新規登録台数は、BEVが前年同期比8.2倍の1万2,243台となった。内訳は、乗用車が13.9倍の8,403台、二輪車が4.0倍の3,385台などだった。HEVは60.6%増の1万5,608台で、内訳は乗用車が60.1%増の1万5,488台、二輪車が2.6倍の120台などだった。PHEVは31.6%増の2,210台だった(乗用車のみ)。

BEV(乗用車)の2月の新規登録台数をメーカー別にみると、1位がBYDでシェア37.9%、2位がNETAオートでシェア23.0%、3位がSAICモーター・CP(MG)でシェア16.8%となり、中国メーカーがトップ3を独占、これら3社に、5位のグレートウォールモーター(GWM)を加えた、中国メーカー4社のシェアは82.9%となっている(添付資料表参照)。

2023年1~2月のBEV(乗用車)の累計新規登録台数をメーカー別にみると、1位がBYDでシェア37.0%、2位がNETAオートでシェア21.5%、3位がSAICモーター・CP(MG)でシェア18.7%、4位がグレートウォールモーター(GWM)でシェア9.2%、これら中国メーカー4社のシェアは86.4%に達しており、圧倒的な存在感を示している。

2023年2月末のEV累積登録台数は、前年同月末比44.6%増の36万4,083台となった。内訳は、BEVが3.4倍の4万4,294台となり、うち乗用車が4.7倍の2万2,127台で、二輪車が2.6倍の1万9,904台に増加した。また、HEVは33.5%増の27万5,193台、PHEVは35.9%増の4万4,596台だった。

(高谷浩一、ナパッサワン・ブンサンサーム)

(タイ)

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