2022年度の日本の対ロ貿易、輸出入ともに減少

(ロシア、日本)

欧州課

2023年04月26日

日本の財務省が4月20日に発表した2022年度(2022年4月~2023年3月)分貿易統計(速報)をジェトロがドル換算したところ、日本からロシアへの輸出額は38億5,000万ドル(前年度比50.5%減)、輸入は128億4,700万ドル(21.5%減)となった。

日本からロシアへの輸出のうち、乗用車は21億3,800万ドル(前年度比25.4%減)、21万9,537台(4.9%減)だった。3月の乗用車の内訳は未発表だが、2022年4月から2023年2月までの乗用車の輸出台数は19万9,839台、そのうち中古乗用車は19万8,915台で99.5%を占めた。

ロシアから日本への輸入は、主に天然資源で輸入額の約7割を占めた。液化天然ガスが638万トン(前年度比6.2%減)、金額は49億8,100万ドル(19.8%増)となり、輸入のうち最も多い品目だった。石炭は875万トン(55.2%減)、金額は30億9,500万ドル(3.3%減)。他方で、原油および粗油は107万キロリットル(80.5%減)、金額は7億3,700万ドル(73.0%減)と、前年と比べて大幅に減少した。

(小野塚信)

(ロシア、日本)

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