米ジョージア州、先端技術企業の大型投資が相次ぐ

(米国)

アトランタ発

2023年04月12日

米国ジョージア州のブライアン・ケンプ知事(共和党)は4月5日、高度な精密ろ過および治療薬製造システムの業界リーダーであるマイスナーが、同州アセンズ・クラーク郡に米国で2番目となる製造施設を建設することを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。投資額は約2億5,000万ドル。今後8年間で1,700人以上の雇用を創出する予定で、操業開始は2026年初頭を見込んでいる。

同社は、ジョージア大学、ジョージア工科大学などとの連携を予定しており、インターンシップやその他の共同研究の可能性を探る予定だ。マイスナー社長のクリストファー・マイスナー氏は「ジョージア州、特にアセンズ・クラーク郡は、素晴らしい人材の宝庫であり、東海岸をはじめ世界中のお客様にサービスを提供できる地理的な優位性を持つ理想的な場所」と述べている。

マイスナーの発表の翌日にも、同州での大型投資が発表された。同州サバンナ市経済開発局は4月6日、世界的な航空宇宙・防衛企業ジェネラル・ダイナミックス傘下のビジネスジェット専門の航空機メーカー、ガルフストリーム・エアロスペースがジョージア州チャタム郡への投資を拡大すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。チャタム郡にある製造施設を拡張し、ガルフストリームG400、G500、G600などの航空機を生産する予定。さらに、顧客サポートサービスセンターも建設する。投資額は1億5,000万ドルで、1,600人の新規雇用を予定している。本プロジェクトには州政府以外の複数の地方自治体からの投資優遇措置が提供されたが、優遇措置の詳細は明らかにされていない。

(吉田祥子)

(米国)

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