日本財団、海洋開発サマースクール参加者募集、将来の海洋開発人材の育成に向け

(米国、日本、オランダ、ノルウェー、英国)

ヒューストン発

2023年04月05日

日本財団は330日、将来の海洋開発産業を担う人材の育成を図るため、2023年の海洋開発サマースクール参加者の募集を開始外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。サマースクールの開催期間は8月中旬~9月中旬で、募集期間は43日から20日までとなっている。

日本財団は日本人の若手社会人や学生を対象とした海洋開発サマースクールを海外の大学などで2016年から開催している。海洋開発産業で活躍する意思を持つ学生を対象に、将来必要となる知識や国際性をより実践的なレベルで経験することを目的としている。

2022年のサマースクール外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますと同様に、2023年も米国、英国(スコットランド)、ノルウェー、オランダの4カ国で開催する。日本財団は、このサマースクールに参加することで、日本の海洋開発の将来を担う仲間たちと切磋琢磨(せっさたくま)し合いながら、海洋開発の実際を学ぶとともに、英語の応用力を習得することが可能になるとしている。

日本財団は上記4カ国について、各国1213人を上限に、理工学系の学部・学科に所属している学部3年、4年生、または大学院修士課程1年生の学生(原則)と日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム(OIC会員企業外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの若手社員を対象に、参加者を募集するとしている。

ジェトロは、同プログラムに参加する学生に対して、海洋開発の最新動向を説明し、海洋開発に関わる企業の訪問をアレンジするなど、積極的な支援を行っている。

写真 2022年に米国に派遣された学生による米国シェブロン(左)と三菱重工訪問の様子(ジェトロ撮影)

2022年に米国に派遣された学生による米国シェブロン(左)と三菱重工訪問の様子(ジェトロ撮影)

(沖本憲司)

(米国、日本、オランダ、ノルウェー、英国)

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