3月の消費者物価上昇率、前年同月比45%

(ガーナ)

アクラ発

2023年04月19日

ガーナ統計局(GSS)は4月12日、3月の消費者物価上昇率を前年同月比45.0%と発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。2月の同52.8%より7.8ポイント減少し、2022年12月に54.1%の最高値を記録して以来3カ月連続で上がり幅は縮小している。

食料品・非アルコール飲料の上昇率は50.8%、非食料品分野は40.6%だった。食料品分野の詳細をみると、野菜や豆類は25.8%の上昇率だったものの、果物や牛乳・乳製品などの項目でそれぞれ77.1%、73.2%と大きく上昇した。非食料品分野では、住居費や水道光熱費64.7%、運輸52.0%などと高止まりしている一方、レストランや宿泊サービスは6.9%と緩やかな上昇率にとどまった。

中央銀行(BoG)は、消費者物価上昇率は2023年中にピークアウトを迎えるとしているが、BoGが定めるインフレターゲット(6~10%)の達成については、2025年第2四半期(4~6月)になるとの見通しだ。なお、IMFは2023年末のガーナの消費者物価上昇率を29.4%と予測している。

(柴田北斗)

(ガーナ)

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