米ジョージア州知事、現代自動車サプライヤーのセオハン・オート・ジョージアの工場建設を発表

(米国、韓国)

アトランタ発

2023年04月13日

米国ジョージア州のブライアン・ケンプ知事(共和党)は4月11日、現代自動車グループのサプライヤー、セオハン・オート・ジョージアが同州リバティ郡に部品工場を新設すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。投資額は7,200万ドル以上、少なくとも180人の新規雇用を創出する。

セオハンは韓国に本社を置き、米国内で複数の製造拠点を有しているが、今回発表した新工場は同州初の拠点となる。新工場は2024年後半の操業開始を目指しており、ハーフシャフト、アクスル、ブレーキシステムの生産を予定している。現代自動車グループは、同州サバンナ近郊に電気自動車(EV)バッテリー工場のメタプラント・アメリカ(HMGMA、2022年5月23日記事参照)を建設中で、セオハンはHMGMAを支える7番目(注)のサプライヤーとなる。

ケンプ知事は「HMGMAは地域全体の経済の牽引役であり続けるだろう」「セオハンを歓迎し、EV関連産業の継続的な成長を楽しみにしている」と述べている。セオハン最高経営責任者(CEO)のチョン・ギグ氏は「ジョージア州がEV産業の中心地となり、セオハンの未来にとって新たなフロンティアとなると信じている」と語った。

HMGMAは2022年10月に着工しており、現代自動車グループによる55億4,000万ドルの投資に加え、これまでに発表されたサプライヤーの投資も20億ドル近くに達している。

(注)ジュン・ジョージア、現代モービス、エコプラスチック、ソヨンイファ、セウォン・アメリカ、PHA、セオハン。

(吉田祥子)

(米国、韓国)

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