EIZOインド法人、本格的にマーケティング開始

EIZO（本社：石川県）は4月5日、マハーラーシュトラ州ムンバイ市に設立したインド子会社エイゾープライベートリミテッド（EIZO Private Limited）の開所式を行い、電子機器の販売やマーケティング活動を本格的に開始した。EIZOは、高精度かつ高品質なディスプレー製品を中心としたビジュアルテクノロジー製品の設計・開発・製造・販売を手掛け、同社製品は金融機関、公共機関、教育機関、医療機関、航空管制施設、映画製作など国内外において幅広い分野で採用されている。

EIZOは2006年以降、現地販売代理店を通じたインド市場の開拓を行ってきたが、インドの将来性に見合う事業拡大を図る上では直接販売が不可欠として、100％子会社を置くことで市場動向を直接確認するとともに、顧客からの要求に高い品質とサービスで応えていく体制を整えた。

開所式後の地元メディアのインタビューに対し、EIZOインド法人ダイレクターの中島賢人氏によると、同社は特に映像製作向けのディスプレー製品は世界トップクラスのシェアを誇っているという。さらに同氏は、米国「アカデミー科学技術賞」の受賞や、ディズニーグループ、スタジオジブリなど世界的な映画製作会社から高く評価されている技術を生かし、ボリウッド映画の製作などエンターテインメントやクリエーティブワーク産業が盛んなムンバイを中心としたインド市場に積極的に事業を展開したいと語った。

（二宮祐）