米ジョージア州知事、韓国自動車部品サプライヤーPHAの工場建設を発表

(米国、韓国)

アトランタ発

2023年03月08日

米国ジョージア州のブライアン・ケンプ知事(共和党)は3月6日、韓国自動車部品メーカーのPHAが6,700万ドル以上を投じ、同州チャタム郡に新たに自動車部品工場を建設すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

PHAは、現代自動車グループや起亜などOEM向けの自動車部品1次サプライヤー(Tier1)で、今回発表された新工場は、米国内ではアラバマ州およびミシガン州の拠点に続き3カ所目の拠点となる。新工場では、現代自動車グループのメタプラント・アメリカ(HMGMA、2022年5月23日記事参照)で製造される電気自動車(EV)など向けにドアモジュール、テールゲートラッチ、フードラッチを生産する。同社は、2024年の操業開始を目指しており、402人を雇用する計画だ。

同州サバンナ近郊に55億4,000万ドルを投じて建設中のEV・バッテリー工場であるHMGMAのサプライヤーとしては、ジュン・ジョージア、現代モービス、エコプラスチック、セウォン・アメリカ(注)、ソヨンイファの韓国系5社が既に同州への進出を発表している。

ジョージア州では2020年以降、35件以上のEV関連事業を通じて、210億ドル以上の投資と2万7,400人以上の雇用が発表されている。

(注)セウォン・アメリカ(Sewon America)は2023年2月、ジョージア州エフィンガム郡にEV向け車体部品工場の建設を発表。投資額は3億ドル、雇用数(見込み)は740人。同社は2008年に同州ラ・グレーンジ市に進出し、新工場は同社にとって州内2カカ所目の工場となり、州内全体で1,600人の雇用が見込まれている。

(秋山博幸)

(米国、韓国)

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