中国、一部国からの入境前の新型コロナ検査の要求緩和、抗原検査も認める

(中国)

北京発

2023年03月01日

中国は一部の国に対して、中国入境に当たって必要とされる新型コロナウイルスの検査結果について、抗原検査も認めるなど、要求緩和の動きを始めた。

ニュージーランド、タイ、カンボジア、ラオス、マレーシア、インドネシア、スリランカ、ロシア、ハンガリーなど(注)にある中国大使館が現地時間の3月1日から中国向け直行便搭乗の際、PCR検査もしくは抗原検査の48時間以内の陰性結果が求められると発表している。検査結果は事前に中国側が提供するアプリ上、もしくはウェブサイトでアップロードする。検査結果は携帯する必要はなく、航空会社が搭乗前に結果を確認する必要もないとしている。

従来は対象となる検査はPCR検査のみで、搭乗前に航空会社による検査結果の確認が必要としていた。

香港との間では、2月6日から往来に関する制限が全面撤廃されている(2023年2月7日記事参照)。

(注)中国時間2月28日時点。

(河野円洋)

(中国)

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