国際イノベーション会議Hack Osaka、ジェトロなどが4年ぶりのリアル開催

(日本、英国)

イノベーション促進課

2023年03月06日

ジェトロは221日、大阪市と都市活力研究所、大阪産業局とともに、国際イノベーション会議「Hack Osaka 2023外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を開催した。Hack Osaka2013年から始まり、今回で10回目(注:Hack Osaka 2020は開催中止)。4年ぶりのリアル開催となり、国内外から多くの参加者が訪れた。

Hack Osakaは、起業家や投資家、大企業、学生、自治体などさまざまなエコシステムプレーヤーが集う国際イノベーション会議だ。イノベーションを実現する場としての大阪・関西のリソースを国内外に発信し、グローバルに活躍するスタートアップに対する吸引力を高めることを目的として開催されている。

Hack Osaka 2023に設置されたブースによる出展、Startup Showcaseでは、国内外からスタートアップが約40社出展し、来場者との交流・商談を行った。ジェトロでは、日本企業との協業・連携を促進するために、Hack Osakaの開催に合わせて海外スタートアップを招聘(しょうへい)し、Startup Showcaseへの出展・個別ミートアップを支援した。各社とも日本企業との協業可能性などの模索に意欲的で、Startup Showcaseでの商談や個別ミートアップを通して、多くの日本企業と交流を行った。

写真 Startup Showcaseでの商談風景(ジェトロ撮影)

Startup Showcaseでの商談風景(ジェトロ撮影)

また、Hack Award 2023では、クリーンテック、フィンテック、スポーツテックをテーマとして、国内外スタートアップ9社がピッチを行い、各社のアイデアやビジネスモデルを競い合った。審査員は、Rainmaking Asia Pacificのブライアン・リム氏、Plug and Play Japanの馬静前氏が務め、アイデアの斬新さや社会へのインパクト、日本進出への意欲などの観点から評価を行った。

審査の結果、ゴールドアワード(GOLD Award)を受賞したのは、英国のBramble Energy外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますだった。同社は、ジェトロが今回招聘した海外スタートアップで、水素燃料電池を製造する際のコストと複雑さを削減するソリューションを提供している。同社は「日本は重要な市場と考えている。(このような機会に恵まれ)ジェトロに感謝したい」とコメントした。

写真 GOLD Award表彰式の様子(ジェトロ撮影)

GOLD Award表彰式の様子(ジェトロ撮影)

(山崎雄介)

(日本、英国)

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