2月の自動車生産・輸出はともに堅調

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2023年03月24日

アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)が33日に発表したプレスリリースによると、2月の自動車(トラック、バスを除く)生産台数は前月比70.3%増、前年同月比22.9%増の46,286台、輸出台数は前月比2.1倍、前年同月比19.7%増の23,960台だった(添付資料「図1 自動車生産台数の推移」、「図2 自動車輸出台数の推移」参照)。12月の累計生産台数は前年同期比30.5%増の73,470台、輸出台数は前年同期比20.4%増の35,318台だった。輸出は、仕向け全体の53.3%を占めたブラジル向けが引き続き好調で、コロンビア、ペルー、チリ、中米向けなども増加した(添付資料表参照)。

アルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)によると、2月の自動車国内販売(新車登録)台数(トラック、バスを含む)は、前月比40.7%減、前年同月比4.3%増の29,330台だった(添付資料図3参照)。12月の累計自動車登録台数は、前年同期比11.2%増の78,777台だった。ACARAによると、自動車登録台数に占める国産車率は60.0%に達し、2月に最も販売された車種は、フィアット・クロノス(4,021台、シェア14.2)、プジョー208(2,888台、シェア10.2)、トヨタ・ハイラックス(1,880台、シェア6.6)だった。ACARAのリカルド・サロメ会長は2月の自動車国内販売の前月比急減について、1月の国内販売台数は前月比2.6倍増だったことから、「この2カ月間の販売台数は、数字として悪くはないが、供給が国内需要に追い付いていないことが残念だ」と述べ、世界的な半導体不足や国内の輸入規制などを原因として挙げた(現地紙「ラ・ナシオン(電子版)」228日)。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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