上海市で大型展示会、日本産日用品に引き合い多数

(中国、日本)

上海発

2023年03月20日

日用品分野の大型展示会の「上海国際日用百貨商品博覧会(2023年春季)」(CCF2023)が379日、上海新国際博覧中心で開催された。これまで新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの展示会が延期となったが、CCF2023も例外ではなかった。ジェトロは中国ハイブリッド型キャラバン事業参加者の日本企業66社(うち21社リアル出展、45社オフライン出展)を取りまとめ、2023年初のジャパンパビリオンを出展。企業分野としては日用雑貨や文房具、キッチン用品、生活用品、スキンケア用品、ファッション用品など。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンは高い人気を得て、展示会場は大勢の来場者でにぎわった。出展企業のDOインターナショナルの姜社長は「今回の展示会のために発売予定の新商品を持ってきた。久しぶりの展示会現場なので、対面でバイヤーとコミュニケーションが取れて、とても有意義な商談ができた」とコメントした。

写真 出展ブースの様子(ジェトロ撮影)

出展ブースの様子(ジェトロ撮影)

中国へ渡航できなかった企業のサポートとして、サンプルを展示して、オンラインでの商談を行うといった出展方式も実践した。展示会2日目には、ジェトロの公式アカウントでライブ配信を行い、中国バイヤーはじめ約1,000人が視聴した。

3日間開催された展示会では、商談件数は584件、成約や成約見込み件数は196件に達した(316日時点)。今回の出展企業のうち、人気のあった商品はオーガニック・スキンケア、ベビーマタニティー、ガラス用品だった。展示会に訪れたバイヤーからは、「中国市場にあまり流通していない商品が多数展示されており、そういった中でちょうど良い商品を探していたから、今日のようなジャパンパビリオンを通じて、多数の日本商品を仕入れるきかっけ作りができた」との声があった。

(張俊俊)

(中国、日本)

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