第133回広州交易会が4月に開催へ、リアル出展を3年ぶりに全面再開

(中国)

広州発

2023年03月02日

中国対外貿易中心と広東省商務庁、広東省人民政府外事弁公室は2月28日、同省広州市で第133回中国輸出入商品交易会(広州交易会、注)のプロモーション会議を開催した。今回の広州交易会は4月15日から5月5日まで、展示内容によって3期に分けて開催される。新型コロナウイルス流行後、3年ぶりにリアル開催を全面的に再開することになる。

今回は「工業自動化とスマート製造」「新エネルギー車とコネクテッドカー」「ベビー・マタニティー用品」の3つの展示エリアと、「スマート生活」「シルバー経済」「検査キットと感染予防・衛生用品」の3つの専門エリアを増設。全体で54の展示エリア、159の専門エリアが設置される。展示面積は従来の118万平方メートルから150万平方メートルに拡大し、3万社以上の企業が出展を予定しているという。

開催日程と展示品カテゴリーは以下のとおり。

〇第1期:2023年4月15~19日

展示内容:電子・家電製品、照明、車両・同部品、機械、金物工具、建材、化学工業製品、エネルギー

〇第2期:2023年4月23~27日

展示内容:日用消費品、ギフト、家庭装飾品

〇第3期:2023年5月1~5日

展示内容:アパレル・衣類、靴、オフィス用品、鞄、レジャー用品、医薬およびヘルスケア、食品

また、3期ともに輸入品エリアを設置し、国外ブランドの製品などを扱う外国企業や在中国の関連会社などの出展を募集している。トルコ、韓国、インド、マレーシアなどの国・地域から団体出展があり、個別企業ではドイツ、スペイン、イタリアなどからの出展が活発であるという。

(注)広州交易会は、中国商務部と広東省人民政府が共同主催する中国最大規模の国際見本市。1957年から開催されている。

(汪涵芷)

(中国)

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