1月の寒波が2023年経済に悪影響

ウズベキスタン中央銀行は1月26日付のプレスリリースで、2023年のウズベキスタンのGDP成長率見通しを4.5～5％と発表した（ウズベキスタン中央銀行ウェブサイト1月26日）。政府が発表した2023年の国家予算（12月30日付ウズベキスタン共和国法第ZRU-813号）の中で設定した5.3％と比べて低い見通しとなった。1月の異常寒波や世界経済の減速を考慮に入れたもの。

中銀はプレスリリースで、2023年第1四半期（1～3月）のGDPが減速する可能性が高いと判断。1月には異常寒波に見舞われ、多くの製造企業で電力やガスの供給不足が発生した。中銀は、世界経済や主要貿易相手国の見通し悪化による不確実性やリスクが高まっていると指摘した。インフレ率は2022年の12.3％から2023年は8.5～9.5％に下がると予測した。

世界銀行は1月に発表した世界経済見通しの中で、ウズベキスタンの2023年GDP成長率を4.9％と予測している。

（ウラジミル・スタノフォフ）