AJCEP協定の原産地証明書、3月1日からHS2017版での発給に

(タイ、日本、ASEAN)

バンコク発

2023年02月20日

タイ商務省外国貿易局(DFT)は2月10日、日ASEAN包括的経済連携(AJCEP)協定の原産地証明書のフォームAJについて、3月1日から関税分類番号(HSコード)を2017年版(HS2017)に基づいて発給する準備が整ったことを明らかにした。AJCEP協定の付属書2(品目別規則:PSR)の改正(HS2002からHS2017への移行)に伴う措置。

3月1日以降、フォームAJの発給と原産性判定はHS2017に基づいて行われる。製品のHS上2桁が25類~97類に該当し、HSコードと原産地規則がHS2002基準時から変更ない場合、従来の原産性判定結果は有効期限まで利用できる。また、従来のフォームAJを申請済みの者は2月28日午後4時までに受領する必要がある。

従前フォームAJの発給申請の際に、関連する申請番号や参照番号などの内容をコピーしていた企業は留意が必要だ。今後、HS2017に基づくフォームAJを申請するに当たって、関税コードを確認することが推奨される。DFTはAJCEP協定の品目リストについて、輸入国側に確認しておくことも勧めている。AJCEP協定締約国の品目リスト(HS2017)はDFTのウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

DFTの問い合わせ窓口は、+66-2547-4830/4838/4827(またはホットライン1385)。

(北見創、シリンポーン・パックピンペット)

(タイ、日本、ASEAN)

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