BYD、プラグインハイブリッド車(PHEV)新車種の販売好調

(中国)

広州発

2023年02月21日

中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は215日、同月10日に発売したプラグインハイブリッド車(PHEV)の「秦PLUS DM-iチャンピオン版」の受注台数を発表した。それによると、発売後5日間での受注台数は25,363台となった。当該車種の販売価格は99,800元(約1996,000円、1元=約20円)~145,800元。

同社のPHEV販売台数は、同社が20211月に初めてDM-i技術(注)を搭載したモデルの発売開始を発表して以降、急速に増加している。同社のPHEV販売台数は2021年に前年比5.7倍の272,935台と、総販売台数の36.9%を占めた。2022年には同3.5倍の946,239台で、総販売台数の50.6%を占めた。

全国乗用車市場情報連合会によると、20231月のスポーツ用多目的車(SUV)の新エネルギー車の販売台数はBYDの「宋」が第1位で、49,709台だった。第2位はBYDの「元PLUS」(14,342台)、3位はテスラの「Model Y」(14,184台)だった。

(注)同社のDM-i技術は電気を主とするハイブリッド技術。燃費は100キロメートル当たり3.8リットル。ハイブリッド走行とEV走行を組み合わせた総合航続距離は1,200キロを超える。

(梁梓園)

(中国)

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