住友電工が自動車部品製造で追加投資

(モロッコ)

ラバト発

2023年02月01日

モロッコ産業・貿易省は、住友電工と1221日に包括的な新規投資計画の合意文書に署名したと公表した。同省ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますよると、住友電工グループが9つのワイヤーハーネスや自動車部品製造の新規プロジェクトに総額196,500万ディルハム(約2515,200万円、1ディルハム=約12.8円)の追加投資を行う見込みだ。

最初の計画として、住友電工グループ子会社のSEBN32,000万ディルハムを投じて、ワイヤーハーネス製造施設を拡張し、4,500人を新規に雇用する見込みだ。

住友電工はモロッコで2001年以降、4カ所8工場で操業しており、日系企業の中では最大となる3万人を雇用している。2028年までにさらに16,000人の新規雇用創出する計画を示す。報道によると、ウクライナからモロッコへ生産を移管する計画もある。

署名式典に出席したリヤド・メズール産業・貿易相は今回の合意について、住友電工グループの決断はモロッコに対する世界的な自動車部品企業の関心を高めることとなり、若者の雇用促進や輸出に寄与すると歓迎の意を示した。

(本田雅英)

(モロッコ)

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