デリー首都圏の大気汚染改善、ディーゼル発電機の使用規制を解除
(インド)
ニューデリー発
2023年02月16日
インド大気質管理局(CAQM)は2月1日、デリー首都圏の大気汚染対策をステージ1〔空気質指数(AQI)201~300水準〕に引き下げた。これに伴い、ステージ2(AQI301~400)以上の対策に含まれるディーゼル発電機の使用規制は、2022年10月19日の適用開始(2022年10月24日記事参照)から約3カ月半ぶりに解除された。
デリー首都圏における大気汚染対策としての各種規制は2022年10月以降、CAQMによる行動計画(2022年8月改定)にのっとり、大気汚染レベルに応じて敷かれる仕組みとなっている(2022年8月17日記事参照)。ただし、本行動計画が適用となるのはデリーのAQIが200を超える場合に限られ、AQIが200以下の場合には各種規制は発動されない。デリー首都圏においてAQIが特に悪化するのは例年10月~2月ごろで、それ以外の時期は200以下の水準で推移することが多い。
(広木拓)
(インド)
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