韓国政府、ロシアとベラルーシ向けのキャッチオール規制対象品目を拡大

(韓国、ロシア、ベラルーシ)

ソウル発

2023年02月27日

韓国産業通商資源部は2月24日、「第31回戦略物質輸出入告示」改正案の行政予告(意見募集)を開始した(注1)。今回の主な改正により、ロシアおよびベラルーシ向けのキャッチオール規制(注2)の対象を、これまでの57品目から、新たに741品目を加えた798品目とする(2022年2月28日記事参照)。

新たに追加される741品目の中には、産業機械(工作機械、ベアリング、熱交換器など)、石油・ガス精製装置、自動車および部品(自動車は5万ドルを超えるもの)、トルエンなど一部化学製品、ステンレスなど一部鉄鋼製品、ダイオードおよびトランジスタなど一部電子部品、量子コンピューターおよび関連部品などが含まれる。

同改正案の詳細、対象品目リスト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますなどは同部ウェブサイトから参照が可能(韓国語)。

(注1)改正案は、2月24日から3月16日まで意見募集し、その後に施行される予定。

(注2)原則輸出禁止とし、一定の要件を満たす場合に限り、案件ごとに輸出許可を判断する。

(当間正明)

(韓国、ロシア、ベラルーシ)

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