2022年11月~2023年1月期の失業率は3.4%、9期連続改善

(香港)

香港発

2023年02月22日

香港特別行政区政府統計処は2月16日、2022年11月~2023年1月期の失業率(季節調整済み、速報値)は、2022年10~12月期から0.1ポイント改善し、3.4%だったと発表した(添付資料図参照)。2022年2~4月期には5.4%まで上昇したが、その後9期連続の改善となった。

業種別にみると、「その他業種」を除いた全ての業種が改善した。最も改善幅が大きかったのは「製造業」「建築業」で、ともに前期から0.4ポイント縮小して、4.3%、4.4%となった。

香港政府労働・福祉局の孫玉菡局長は、今期の失業者数は11万8,400人と、前期と比べて7,600人減少しており、労働市場は改善が続いていると分析した。また、今後の労働市場の見通しについて「経済活動が徐々に正常化し、インバウンド観光の回復と香港~中国本土間の往来の本格的な再開が相乗効果となることで、今後数カ月の労働市場はさらに改善するだろう」との見方を示した。

(松浦広子)

(香港)

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