2つの工業団地開発が閣議で承認、タイ国内とラオス国境の道路網整備も加速へ

(タイ、ラオス)

バンコク発

2023年02月10日

タイ政府は1月24日の閣議で、タイランド4.0の重点産業を含めたターゲット産業の振興を図るため、東部ラヨーン県と北部ラムプーン県における2つの工業団地開発外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを承認した。これらはタイ工業団地公社(IEAT)が開発し、投資金額は60億バーツ超え(約240億円、1バーツ=約4.0円)で、詳細は以下のとおり。

EEC(東部経済回廊)地域の一部である東部ラヨーン県では、1,482ライ(約237ヘクタール、1ライ=0.16ヘクタール)の工業団地に約44億バーツを投じ、次世代自動車、航空・物流、ロボット、スマートエレクトロニクス、バイオ燃料・バイオ化学、産業廃棄物リサイクル、医療といったターゲット産業で、特に日系企業の投資誘致を目指している。開発を通じて約15億バーツの経済効果と1万3,920人の雇用創出が見込まれている。

ラムプーン県の工業団地は653ライ(約105ヘクタール)で、電子部品、アパレル、アクセサリー、食品加工、バイオテクノロジーなどの産業で、同様に日系企業の誘致に注力するとした。開発を通じて約2億7,800万バーツの経済効果と8,415人の雇用を生み出すと見込まれている。

国内および国境の道路網の開発を加速

タイ政府は、工業団地開発以外にも、利便性の向上と近隣諸国との接続性を確立するために、道路網への投資を進めている。トライスリー・トライサラナクン政府副報道官外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、2023年中に道路網の整備に約310億バーツを投資する計画を明らかにした。この計画には、東北部ブンカーン県における第5タイ・ラオス友好橋(タイ側:ブンカーン、ラオス側:ボリカムサイ)や、東北部ナコンパノム県の航空機修理場と第3タイ・ラオス友好橋をつなぐ新しい道路など、タイと近隣諸国を結ぶ新しいルートも含まれている。いずれのプロジェクトもすでに建設中で、2024年に完成を予定している。

さらに、M7高速道路(バンコク~マプタプット)とウタパオ空港を結ぶ延長道路、第6タイ・ラオス友好橋(タイ側:ウボンラーチャターニー、ラオス側:サラワン)など、今後多数のインフラ開発が予定されていることも付け加えた。トライスリー政府副報道官によると、プラユット・チャンオーチャー首相率いる政府は、国民の利便性・安全性や国内の輸送能力を向上させるために、道路網をはじめ交通インフラへの投資を加速するとしている。

(ナオルンロート・ジラッパパー、藤田豊)

(タイ、ラオス)

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