2022年の乗用車新規登録台数、前年比4.3%増

(ギリシャ)

ミラノ発

2023年02月09日

ギリシャの自動車輸入業者代表協会(AMVIR)は1月13日、2022年の乗用車新規登録台数は10万5,238台で、前年同期比で4.3%増加したと発表した(プレスリリース、ギリシャ語外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。燃料タイプ別では、ガソリン車とディーゼルエンジン車の新規登録の割合は、それぞれ44.8%、16.3%となり、新規登録台数の合計の61.1%と大きな割合を占めた。ハイブリッド車(HEV)と電気自動車(EV、注)はそれぞれ27.6%と7.9%で、全体の35.5%にとどまったが、前年同期比ではそれぞれ4.4ポイント、1.0ポイントと増加した。

車種別に見ると、最も新規登録台数が多かったのは小型車〔スポーツ用多目的車(SUV)を含む〕で5万1,810台、市場シェア率は49.2%だった。このカテゴリーで新規登録台数が最も多かったモデルは、小型車(SUVを除く)ではトヨタの「ヤリス」の5,827台、小型車SUVでは同「ヤリス・クロス」の2,740台となっており、小型車カテゴリーでトヨタの2車種が16.5%を獲得した。続いて新規登録台数が多かった車種は中型車(SUVを含む)で3万5,263台、市場シェアは33.5%だった。モデル別ではプジョーの「3008」の2,606台がカテゴリー内で最多だったが、メーカー別で最も多かったのはトヨタの計4,331台だった。これらをモデル別にみると「CH-R」(2,148台)、「カローラ」(2,049台)、「カローラ・クロス」(113台)、「アウリス」(1台))で、同社の中型車の市場シェア率は12.3%とカテゴリー内で最多となった。

3番目に新規登録台数が多かった車種は軽自動車(SUVを含む)で、登録台数は9,305台、市場シェアは8.8%だった。モデル別では、現代自動車の「i10」の登録台数が1,931台とカテゴリー内で最多だったが、フィアットの「PANDA」(1,918台)、「500」(1,888台)がそれに続き、メーカー別市場シェアではフィアットが40.9%と最多となった。

(注)バッテリー式電動自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)

(井上友里)

(ギリシャ)

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