2023年国家予算、天然ガス輸出などにより歳入増

(モザンビーク)

マプト発

2023年01月11日

モザンビーク議会は1215日、2023年の経済・社会計画と国家予算(PESOE)を賛成162、反対47で最終承認した。PESOEは政府の5カ年計画(2020年~2024年)の実現のために1年ごとに作成され、年間の経済・社会目標、財政政策を規定する。PESOEは国会承認を経て公布される。

2023年予算は、歳入が前年比0.9%増の約3,571億メティカル(約7,142億円、1メティカル=約2円)、歳出が前年比4.3%減の約4,721億メティカルとなる。歳入のうち約125,000万メティカルはエリア4コーラル・サウス鉱区の天然ガスプロジェクト(2022年11月18日記事参照)からもたらされる。

政府は、天然ガス輸出の開始により2023年の輸出収入(財のみ)が前年比9.9%増の約88億ドルに達すると推定している。同年の輸入額(財のみ)は前年比29%減の約95億ドルで、貿易赤字は約7億ドルとなる見込みだ。2022年の輸入額には、上半期にコーラル・サウス鉱区に導入した浮体式液化天然ガス生産ユニット(FLNG)一式の輸入額(約38億ドル)を計上したため、一時的に増加していた。

2022年の実質GDP成長率は3.8%と予測した。同年初めには2.9%と予測していたが、新型コロナウイルスのワクチン接種進展などで感染拡大が抑制されたことなどもあり、当初の予測を上回った。2023年については、農業、建設、保健医療、採掘産業が成長を牽引するなど、経済成長率の目標値は5.0%としている。2024年、2025年の成長率の目標値はそれぞれ8.3%、6.0%と設定している。

(松永篤)

(モザンビーク)

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