韓国、中国・香港・マカオからの入国者に対する新型コロナ防疫対策を発表

(韓国、中国、香港、マカオ)

ソウル発

2023年01月05日

韓国保健福祉部は1月1日、中国からの入国者に対する新型コロナウイルスの防疫強化対策を発表した。基本的な対策期間は1月2日から2月28日とするものの、一部の対策は開始時期や終了時期が異なる。

さらに、同部は1月3日、追加対策として、香港とマカオからの入国者にも、中国からの入国者に対する防疫強化対策の一部を適用すると発表した。1月7日から香港、マカオからの入国者に対し、中国からの入国者に対する防疫措置のうち、「入国前の事前検査」〔下の1.(3)〕と「検疫情報事前入力システム(Q-CODE)利用の義務化」〔下の1.(4)〕を適用する。

1.入国前の対策

(1)短期入国ビザの発給制限(1月2日~1月31日)

(2)中国発の航空便の追加増便の制限

(3)入国前の事前検査(48時間以内のPCR検査または24時間以内の専門家RAT検査)(1月5日~2月28日)(注1)

(4)検疫情報事前入力システム(Q-CODE)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます利用の義務化

2.入国後の対策(注2)

(1)入国後1日以内のPCR検査

(2)短期滞在の感染者に対する臨時施設の設置(注3)

(注1)中国発の航空便に搭乗する前にQ-CODEの入力を確認し、確認できなかった場合は搭乗を制限するよう航空各社に要請した。

(注2)空港検疫の段階で新型コロナウイルス感染症状がある場合、検疫所で検体を採取した後、検疫所内の隔離施設で待機する。症状がない場合は、短期滞在の外国人は仁川国際空港内に設置された空港検査センターで、韓国人と長期滞在の外国人は地方自治体でそれぞれPCR検査を受診する。

(注3)PCR検査の結果、陽性判定を受けた短期滞在の外国人は隔離施設に移送され、7日間隔離される。

(当間正明)

(韓国、中国、香港、マカオ)

ビジネス短信 df20b195a6888142