イスラム教の集会「ビッショ・イジュテマ」、1月13日から開催

(バングラデシュ)

ダッカ発

2023年01月12日

バングラデシュでは11315日および12022日に、イスラム教の集会「ビッショ・イジュテマ(Bishwa Ijtema)」が開催される。これらの集会は、ダッカ北方のトンギ地区の河川敷(ダッカ市内中心部から約15キロ)において毎年2回に分けて開催され、サウジアラビアのメッカで行われるハッジ(Hajj)に次ぐ、世界で2番目に大きなイスラム教の祭典とされ、大規模な礼拝が行われる。

過去2年間は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催が見送られていたため、今回は3年ぶりの開催となる。宗教省傘下のイスラミック・ファンデーション(IFB、注)は、同集会が規則にのっとり行われることや、全国各地のモスクでプロパガンダなどなく、必要な礼拝が執り行われるよう、関係機関に要請していると報じられている(「ダッカトリビューン」紙19日)。

在バングラデシュ日本大使館は、同集会には世界中からイスラム教徒が延べ数百万人参加すると予想されていることから、同集会の前日(112日、119日)からダッカ空港付近の道路が大変混雑する可能性があること、また集会会場の付近に限らず、モスク周辺などに多くのイスラム教徒が集い、交通渋滞の発生が予想されること、情勢の変化に留意することなど、注意喚起を外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしている。

写真 ビッショ・イジュテマにおける群衆の様子(2012年、ジェトロ撮影)

ビッショ・イジュテマにおける群衆の様子(2012年、ジェトロ撮影)

(注)建国の父であるムジブル・ラーマン氏が1975年に、イスラム教普及のため設立した機関。

(山田和則、安藤裕二)

(バングラデシュ)

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