カナダ・トルドー首相、EV生産に必要な重要鉱物資源への民間投資推進を提案

(メキシコ、カナダ、米国)

メキシコ発

2023年01月13日

カナダのジャスティン・トルドー首相は1月9日、メキシコの企業家調整評議会(CCE)、米国商工会議所、カナダビジネス評議会の域内経済3団体が主催する会合に参加した。トルドー首相は会合の中で、「カナダは安定した信頼できるパートナーであり、責任ある鉱業部門のリーダーだ。(域内で)上場している鉱業および鉱物探査企業のほぼ半数がカナダ企業だ」と述べた。また、自国の優位性を発揮できる鉱業をより発展させるために、「(メキシコを含む)北米地域が電気自動車(EV)生産のリーダーなるには、メキシコがリチウムのような重要鉱物資源への民間投資を推進すべき」との考え方を示した。

一方で、域内経済3団体の代表者はメキシコを含む北米地域には投資と成長の多大な機会があると認識しているものの、CCEのフランシスコ・セルバンテス会長は「これらすべての機会を実現するには、北米地域が投資家にとって最も魅力的な地域になるよう、各国政府がエネルギー安全保障のような協定、法治主義、法的確実性を完全に順守することが不可欠」と強調した(「エル・エコノミスタ」紙1月9日)。

メキシコ・カナダ経済相会談ではサプライチェーン強化や鉱業エネルギー問題を議論

メキシコ経済省は1月10日、ラケル・ブエンロストロ経済相とカナダのメアリー・エング国際貿易・輸出振興・中小企業・経済開発相が会談を行ったことをツイッターで明らかした。両大臣は、北米域内のサプライチェーン強化、メキシコ南東部の開発、エネルギー、鉱業問題を中心議題として会談した。さらに、エング大臣は自身のツイッターで、「両大臣は北米地域におけるサプライチェーンの強靭(きょうじん)化、北米地域に利益をもたらす経済機会の創出について議論した。ビジネスにおける予見可能性と持続可能性を高めるために緊密に協力する必要がある」と述べている(「エル・エコノミスタ」紙1月10日)。

(阿部眞弘)

(メキシコ、カナダ、米国)

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