在日中国大使館、出発前の健康コード申請を廃止し「中国税関出入国健康申告」を義務付け

(中国、日本)

中国北アジア課

2023年01月06日

在日中国大使館は2022年12月27日、日本から中国への渡航者に対し、新型コロナウイルスにかかる水際対策として渡航前に義務付けていた措置の変更を発表した。これまで実施を求めていた、出発前48時間以内に行ったPCR検査の陰性証明書に基づく「健康コードの申請」を廃止し(2022年12月28日記事参照)、出発前48時間以内にPCR検査(注1)を1回行い、その陰性証明書に基づく「中国税関出入国健康申告」(注2)を渡航前に実施することを義務付けた。変更後の措置は2023年1月8日(当日を含む)から施行される。

在日中国大使館は、変更後の措置に沿った手続きフローとして、搭乗予定日が1月8日午後2時の場合は、1月6日午後2時以降にPCR検査を実施し、その検査結果をWeChatミニプログラム版、ネット版、アプリ版のいずれかの中国出入国健康申告書に記入し、申告の申請を行うよう示している。また、PCR検査実施後も感染予防対策を徹底し、大人数の食事や三密(「密閉」「密集」「密接」)を避け、マスクを着用し、感染リスクに最大限の注意を払うよう求めている。

なお、発表では、PCR検査で陽性となった場合についても、陰性が確認でき次第、渡航は可能としている。

(注1)発表では、任意の合法的検査機関でPCR検査を行うことができ、また検査機関および報告書のフォーマットは指定しないとしている。

(注2)「中国税関出入国健康申告」に係る詳細は在日中国大使館のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

(片小田廣大)

(中国、日本)

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