第3四半期のGDP成長率、前年同期比マイナス30.8%

(ウクライナ)

欧州ロシアCIS課

2022年12月19日

ウクライナ国家統計局の発表(12月9日)によると、2022年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率は前年同期比マイナス30.8%だった(添付資料図参照)。第2四半期(4~6月)の同マイナス37.2%を6.4ポイント上回った。前期比(季節調整済み)ではプラス9.0%となった。

経済省のデニス・クディン第1次官は同日に行われた経済関係の会合で、2022年通年の成長率についてマイナス33.2~33.5%になる見込みと述べた。ロシアによる電力インフラへの攻撃の影響を考慮し、10月時点の見通し(マイナス32%)から下方修正した。2023年は3.2%のプラスに転じるとみている。

2022年のGDP成長率見通しについて、ウクライナ国立銀行(中央銀行)はマイナス31.5%(12月時点)(「インターファクス・ウクライナ」12月9日)、IMFはマイナス35.0%(10月時点)としている。

(浅元薫哉)

(ウクライナ)

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