芝浦機械インド、チェンナイで射出成型機を増産予定

(インド)

チェンナイ発

2022年12月09日

芝浦機械インド(SMI)は11月24日、チェンナイで新工場の定礎式を行った。式には、SMIの親会社の芝浦機械(本社:東京都千代田区)の飯村幸生代表取締役会長、坂元繁友代表取締役社長、SMIのクマール・マスルブサム社長、ガイダンス・タミルナド(タミル・ナドゥ州政府の投資誘致機関)のプージャ・クルカルニCEO(最高経営責任者)らが参加した。新工場は既存の第1工場に隣接する用地に建設する予定で、投資額は22億5,000万ルピー(約38億2,500万円、1ルピー=約1.7円)を予定している。これにより、同社の射出成型機の年間生産量は1,200機から3,200機に増加する見込みだ(「タイムス・オブ・インディア」紙11月25日)。

SMIの経営陣によると、インドの旺盛なインフラ建設計画などに伴い、プラスチック需要はまだまだ伸びしろがあり、射出成型機のニーズも今後増加が見込まれるという状況が今回の新工場建設決定につながった。新工場の射出成型機の生産ラインアップには、中・大型機種、電動式機種も加わる予定だ。

2022年9月末には、タミル・ナドゥ州のタンガム・テンナラス商工相の一行が主に投資誘致を目的に訪日し、東京で「南インド(タミル・ナドゥ州)投資セミナー」(ジェトロとガイダンス・タミルナド主催)で講演するなどの活動をし、この際、一行は芝浦機械とも面談を行っていた。

写真 定礎式の様子(ジェトロ撮影)

定礎式の様子(ジェトロ撮影)

(中山幸英)

(インド)

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