広州市天河区と白雲区が防疫措置を強化

(中国)

広州発

2022年11月22日

中国・広東省広州市の天河区と白雲区では、11月21日から新型コロナウイルス防疫措置が強化された。天河区はオフィスビルやショッピングセンターが立ち並ぶ中心エリアで、日本人も多く居住している。白雲区には、広州白雲空港が位置する。

広州市天河区疾病予防コントロールセンターは11月20日、同区内の防疫措置強化を発表した。21日から、同区内の文化・娯楽施設(図書館、博物館、カラオケ、映画館、クラブ、バー、マッサージ店など)や運動施設などの営業、および飲食店の店内飲食を一時停止した。本措置の終了時期などは、今後の感染状況に応じて適時調整するとした。

また、同市白雲区疾病予防コントロールセンターは11月21日、同日から25日までを期間とする防疫措置の強化を発表。同区内の市民に対して、PCR検査受検または通院など緊急を要する場合を除き原則外出不可としたほか、同区内すべての公共交通機関(バス、地下鉄)の運行を停止。医療従事者や生活必需品の供給、都市基盤の運営に携わる人員などを除き、原則在宅勤務とした。また、商業施設は、原則一律営業停止に。電気・水道、通信、環境・衛生、医療機関・薬局、食料品販売・宅配、飲食店(ケータリングサービスの提供に限る)など、市民生活の基盤となる業務分野に限り、営業の維持を求めた。

広州市疾病予防コントロールセンターによると、11月20日の広州市の新規感染者数は8,181人(無症状感染者7,885人を含む、国内症例のみ)、うち天河区は9人、白雲区は39人だった。

(梁梓園)

(中国)

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