小鵬汽車の10月の販売台数は4カ月連続で前月割れ、市場競争が激化

(中国)

広州発

2022年11月08日

中国の電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(Xpeng)は11月1日、2022年10月の販売台数が前年同月比49.7%減の5,101台だったと発表した。月間販売台数は4カ月連続で前月を下回った。

何小鵬董事長兼CEO(最高経営責任者)は販売台数の減少を受けて、「足元では会社の組織構造の改編を行っている。イノベーション駆動によるスマート化技術路線を堅持しつつ、マーケットとユーザーのニーズに応じ、より良いスマートEVを作っていきたい」と述べた。

NEV市場競争が激化

同日には、小鵬汽車と並び「中国新興EVメーカー御三家」(以下、「蔚小理」)と呼ばれる上海蔚来汽車(NIO)、理想汽車(Li Auto)も10月の販売台数を発表。上海蔚来汽車は前年同月比2.7倍の1万59台、理想汽車は31.4%増の1万52台だった。

このほかでは、新興EVメーカー哪吒汽車(NETA)の躍進が目立った。10月の販売台数は前年同月の2.2倍の1万8,016台と28カ月連続で前年同月を上回ったほか、2022年1~10月の累計販売台数は「蔚小理」の各社実績を上回った。

中国流通協会専門家委員会メンバーの顔景輝氏は「自家用車向けの販売が増え、新エネルギー自動車(NEV)はハイエンドとローエンドの二極化が始まった」と言及。また、顔氏は、NEVの農村での消費喚起策により小型車に対する需要量が徐々に増加し、哪吒汽車が展開するようなミドル・ローエンドNEVの販売台数増加を後押ししたと分析した(「北京商報」11月1日)。

伝統的な自動車メーカー傘下のEVブランドも負けてはいない。吉利汽車が展開する高級ブランド極氪(ZEEKR)の10月の販売台数は前年同月比で約51倍の1万119台と急増した。また、広州汽車集団傘下でEVを手掛ける広汽埃安新能源汽車は、前年同月の2.5倍の3万63台となった。

浙江新エネルギー技術応用研究院の陸安程研究員は「伝統的な自動車メーカー傘下のNEVブランドは技術、生産能力、マーケティング、融資(資金調達)、そして新車種を発売するテンポ感などの面でのポテンシャルを生かし、自らの優位性を発揮できた」との見解を示した(「新能源汽車新聞ev」11月2日)。

(汪涵芷)

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