アリババ系物流の菜鳥、ブラジル事業の経営計画を初公表

(中国、ブラジル)

上海発

2022年11月18日

中国の電子商取引(EC)大手アリババグループ傘下の物流企業の菜鳥網絡科技(Cainiao、菜鳥)は11月14日、ブラジル事業に関する今後3年間の経営戦略を初めて発表した。同社は現在、現地で注文を受けた商品をブラジル全土に2~3日間、サンパウロなどの主要都市では翌日に届ける配送ネットワークを構築しているが、ブラジルのEC市場の潜在力を見込み、越境ECと現地での輸送手段の多様化・効率化をさらに推進する計画だ。

菜鳥は今後3年以内に配送センターを9カ所新設し、ブラジル南東地域の7州をカバーする予定だ。また、ブラジルの郵便局と提携し、主要10都市で1,000セットのスマート宅配ボックスも新たに設置する。同社は越境ECサービス、同一都市内配送、デリバリーサービスなどを提供する社会インフラになることを目指す。ブラジル以外の中南米地域についても、メキシコとチリに自動化された配送センターを設置し、仕分け効率を2倍以上にするほか、ブラジルとあわせてラテンアメリカのスマート物流ネットワークを支えるという。

ブラジルはインターネットユーザーがラテンアメリカ地域で最も多く、EC市場規模も世界で3番目に大きい。輸入小包の約8割は中国から発送されたものだという。中国海関総署によると、中国とブラジルの2021年輸出入総額は前年比36.2%増の1,641億ドルだった。

(劉元森)

(中国、ブラジル)

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