タイ、EFTAと第2回FTA交渉を実施、2年以内の妥結目指す

(タイ、スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)

バンコク発

2022年11月21日

タイ商務省貿易交渉局(DTN)は11月1日から4日にかけて、欧州自由貿易連合(EFTA)との自由貿易協定(FTA)締結に向けた第2回交渉をスイスのジュネーブで実施したことを11月9日に明らかにした外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。タイは2022年6月にEFTA加盟国のスイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインと交渉を開始し、2年以内に妥結することを目標としている。

オラモン・サッタウィータムDTN局長によると、第2回交渉では、物品貿易やサービス貿易、投資、競争、貿易救済措置、原産地規則、税関手続き・貿易円滑化、衛生植物検疫措置(SPS)、貿易の技術的障害(TBT)、電子商取引、知的財産、政府調達、持続的貿易と開発、技術協力とキャパシティービルディング、紛争解決などを議論したという。交渉は順調に進んでおり、目標期間内に妥結できる見通し。

タイとEFTA間の貿易総額は2021年に75億632万ドル、2022年1~9月に91億9,238万ドルとなった。1~9月のタイの対EFTA輸出額は33億1,298万ドルで、主な輸出品目は宝石・貴金属、時計・部品、鉄・鋼材・製品など。EFTAからの輸入は58億7,940万ドルで、主な輸入品目は宝石・貴金属、銀・金の地金、時計・部品、食用肉など。

(北見創、シリンポーン・パックピンペット)

(タイ、スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)

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