カルナータカ州政府による投資イベント、中央政府の主要閣僚もリアル参加

11月2～4日の日程で、インド・カルナータカ州政府の主催によりグローバル・インベスターズ・ミート 2022（Global Investors Meet 2022、以下、GIM）が市内中心部のバンガロール・パレス（Bangalore Palace）で開催された。開所式典には、モディ首相がオンラインで登壇したほか、ニルマラ・シタラマン財務相ら、複数の中央政府の主要閣僚がリアル参加した。

開所式典は11月2日に午前10時から午後2時まで行われ、モディ首相はあいさつの中で「現在、政府は、かつて民間には閉ざしていた防衛、ドローン、宇宙などの分野に対しても投資を奨励している」と述べるなど、軍需産業や航空宇宙産業に厚い産業基盤を持つカルナータカ州への投資拡大に期待を寄せた。

経済界からは、JSWグループのサジャン・ジンダル（Sajjan Jindal）会長、ウィプロ（Wipro）のリシャード・プレムジ（Rishad Premji）会長、トヨタ・キルロスカ・モーターズ（Toyota Kirloskar Motors）のビクラム・キルロスカ（Vikram Kirloskar）副会長らがあいさつした。

なお、式典では、丸紅（本社：東京都）が同州政府と工業団地開発に係るMoU（覚書）を締結するなど、複数の分野で外国企業を含む40機関以上が同州政府との間でMoU締結を行った（州政府提供資料よりジェトロが独自にカウント）。

州政府によると、GIMには5,000人を超える各国の代表者がイベントに参加し、フランス、ドイツ、オランダ、日本、韓国、オーストラリアなどのパートナー国が国別セッションを行った。

（水谷俊博）