衣類や化粧品などの輸入規制を緩和

(スリランカ)

コロンボ発

2022年11月29日

スリランカ政府は11月23日付の官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で、衣類、衣類のアクセサリー、タイル、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、照明器具、スポーツ用品、ブレーキライニング、ブレーキパッドなど80品目への輸入制限を緩和することを発表した。

スリランカは外貨不足に直面しており、8月23日付の官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で1,465品目への輸入制限を発表していた。しかし、各方面から寄せられた要望を検討した結果、政府は9月9日付の官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で708品目の輸入制限を解除する措置を取った。今回の発表はこれに続く緩和措置となる。

ランジット・シヤンバラピティヤ財務担当副大臣は「政府は産業と観光セクターを支援するためにこれらの品目の輸入禁止を解除することを決定した」と説明した。

また、11月23日付の官報によると、化粧品、香水、歯科用品、衛生用品など15品目について条件付きで輸入制限を撤廃した。これらの15品目を輸入するには、輸出入管理局長の事前承認が必要となる。その事前承認は、輸入品の利用目的に基づき、いずれかの関連省庁からの推薦を求めている。処方薬として利用する場合には、国家医薬品規制庁(NMRA)長官による推薦が必要となる。また、パーソナルケアやビューティーサービスの登録済み事業者が利用する際には、スリランカ観光開発庁(SLTDA)長官からの推薦が必要となる。

(ラクナー・ワーサラゲー、大井裕貴)

(スリランカ)

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