造成が進むホライズン・プラスのEV新工場予定地を視察

(タイ)

バンコク発

2022年11月17日

台湾企業でEMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業(フォックスコン)と国営タイ石油会社(PTT)による合弁会社で、電気自動車(EV)メーカーのホライゾン・プラスは712日、ロジャナ工業団地と土地の売買契約を締結したことを公表した。また同社は、ロジャナ工業団地が東部経済回廊(EEC)域内で運営するロジャナ・ノンヤイ工業団地に第1号として入居することが決まった。ジェトロは118日、ホライゾン・プラスのEV工場の建設予定地であるロジャナ・ノンヤイ工業団地を訪問した。

ロジャナ・ノンヤイ工業団地の開発面積は1,988ライ(約318万平方メートル)で、2021年末に環境影響評価(EIA)を取得した。タイ工業団地公社(IEAT)協業の工業団地で、入居企業はIEATから、税務上の優遇措置を含め様々な恩典が得られる。タイ最大のコンテナ輸出港であるレムチャバン港から東北東に55.7キロに位置し、車で片道43分の距離に位置する。

写真 ロジャナ・ノンヤイ工業団地とレムチャバン港の位置関係(ロジャナ工業団地提供)

ロジャナ・ノンヤイ工業団地とレムチャバン港の位置関係(ロジャナ工業団地提供)

ジェトロの訪問時、同工業団地は2023112日に予定される、ホライゾン・プラスへの約300ライの土地引き渡しに向けて、造成中だった。同工業団地の担当者によれば、現在、台湾企業からの引き合いが最も多く、EV用バッテリー工場の入居なども今後期待されるという。

なお、ホライゾン・プラスは、PTTの完全子会社でEV向け充電スタンドを開発・運営するアルン・プラスが60%、フォックスコンの完全子会社リンイン・インターナショナル・インベストメントが40%を出資し、202223日に登録資本金322,000万バーツ(約1,256億円、1バーツ=約3.9円)で設立された。BOIの投資承認額は361億バーツだ。

ホライゾン・プラスは、2023年末にEV工場を完工し、2024年の生産開始を目指す計画だ。第1フェーズでは、約240億バーツを投資してEV四輪車を年間5万台生産する。第2フェーズでは、2030年に約120億バーツを投じ、生産能力を年間15万台に引き上げる計画だ。

写真 ホライゾン・プラスのEV工場予定地(ロジャナ工業団地提供)

ホライゾン・プラスのEV工場予定地(ロジャナ工業団地提供)

(高谷浩一)

(タイ)

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