メキシコで開催予定の太平洋同盟首脳会談が急きょ中止に

(メキシコ、コロンビア、ペルー、チリ、太平洋同盟)

メキシコ発

2022年11月24日

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(AMLO)大統領は11月22日の記者会見で、翌23日~25日まで開催する予定だった第17回太平洋同盟首脳会談を中止すると発表した。その理由として、ペルー議会で17日にペドロ・カスティージョ大統領のメキシコ訪問に対する反対決議がなされたためとしている。ペルーでは大統領と議会の対立により、8月のコロンビアのグスタボ・ペトロ大統領就任式や10月のローマ教皇との会談のための外遊も議会が反対し、今回で3回目となる外国訪問許可が出ない事態となった(「レフォルマ」紙11月21日)。

太平洋同盟議長国としてのメキシコの任期は12月31日までのため、11月25日にAMLO大統領が次期議長国ペルーのカスティージョ大統領に引き継ぐ式典を開催する予定だった(「レフォルマ」紙11月22日)。この事態を受け、AMLO大統領は「私は太平洋同盟の暫定的な代表で、代表職を受け取るのはペルーの大統領次第であり、彼が来なければ誰に引き継ぐのか。ペルーで会議を開催するのも選択肢の1つではあるが、他の同盟国に相談しなければならない」と発言した。また、記者会見で「ペルーに行く予定はあるか」と記者に問われたAMLO大統領は「首脳会談を行うために12月第1週にペルーに行く可能性はあるが、その前に太平洋同盟メンバーのコロンビアのペトロ大統領とチリのガブリエル・ボリッチ大統領がメキシコに来訪するので、この問題に関して議論する予定だ。その結果を報告する」と述べた(「レフォルマ」紙11月22日)。

太平洋同盟の首脳会合の代わりに、AMLO大統領は11月23日にチリのボリッチ大統領、24日にホンジュラスのシオマラ・カストロ大統領と2国間会談を行う予定だ。コロンビアのペトロ大統領や、太平洋同盟への加入を目指すエクアドルのギジェルモ・ラッソ大統領とも会談予定としている。28日にはコスタリカのロドリゴ・チャベス大統領の来訪に合わせ会談を行うことも示唆した。

(阿部眞弘)

(メキシコ、コロンビア、ペルー、チリ、太平洋同盟)

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