山東省、日本との直行便路線が増加

(中国、日本)

青島発

2022年10月21日

中国山東省では、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、同省と日本との直行便は2020年から減便を余儀なくされてきたが、2022年下半期になって路線増加の動きがみられる。中国東方航空や山東航空は8月以降、青島や済南から日本への直行便の運航を再開・就航した。全日本空輸(ANA)も10月から増便する。詳細は以下のとおり。

中国東方航空は子会社の上海航空による運航で、8月15日から青島~大阪(関西空港)間の直行便を再開した。週1便で毎週月曜日に運航(添付資料表1参照)。報道によると、中国航空会社による山東省と日本を結ぶ旅客便の再開は今回が初めて(「中国民航網」8月15日)。

また、山東航空は8月18日から済南~東京(成田)間で直行便を就航した。週1便で毎週木曜日に運航(添付資料表2参照)。

2020年9月から青島~日本間で直行便運航を再開していたANAは、10月25日から青島~成田間の直行便を増便すると発表している(添付資料表3参照)。現行の週1便から週4便に増え、同社の中国路線では最多の便数となる。

山東省政府は省内最大の空港の青島膠東国際空港について「新型コロナウイルス感染の状況を踏まえつつ、日本路線の運航再開を優先し、既存航路の便を回復・増便し、第14次5カ年(2021~2025年)規画末には日本側の航空拠点を5都市(東京、大阪、名古屋、福岡、札幌)から10都市に拡充することを目指している」と紹介した。

(董玥涵)

(中国、日本)

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