シュツットガルトで生産技術と画像認識技術の展示会、MotekとVISIONが開催

(ドイツ、日本)

ミュンヘン発

2022年10月27日

生産技術関連の展示会「Motek外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が10月4~7日、画像認識技術関連の展示会「VISION外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が同月4~6日、それぞれドイツ南部バーデン・ビュルテンベルク州シュツットガルトで開催された。

Motekトレードフェアシュツットガルトの発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、40回目の開催となる「Motek」では、24カ国・地域から505社が出展し、前年(453社)から1割以上増加したが、日本から出展した企業は1社だった(在欧日系企業は含まず)。来場者数は64カ国から2万4,236人で、前年の実績を約4,500人上回った。会場では、生産工程の自動化や3Dプリンターなどに関連するさまざまな生産技術が展示され、日本からもジェトロとともに群馬県企業の視察団が訪れるなど、連日大盛況だった。

写真 3Dプリンターで成形された部品の説明を受ける群馬県からの視察団の様子(ジェトロ撮影)

3Dプリンターで成形された部品の説明を受ける群馬県からの視察団の様子(ジェトロ撮影)

「VISION」は30回目を迎える画像認識技術に特化した専門展示会で、人工知能(AI)技術と組み合わせることで生産工程の自動化や効率化に役立つ技術などが数多く展示された。同展示会ウェブサイトによると、今回は378社が出展し、前年の出展社数(296社)から約3割増加した。うち6割がドイツ国外からの出展で、日本からの出展は16社だった。来場者は欧州だけでなく、韓国や日本、米国からも多く、60カ国から6,505人と、前回の5,409人を大きく上回った。これまでの電子機器や自動車部品などの製造業関連の来場者に加えて、今回は医療技術や製薬、農業などの来場者も多く見られた。

写真 画像認識技術の展示の様子(ジェトロ撮影)

画像認識技術の展示の様子(ジェトロ撮影)

両展示会とも、スタートアップ企業を集めた特別エリアで最先端の技術を展示し、来場者から多くの注目を集めた。

次回の「Motek」は2023年10月10~13日、「VISION」は2024年10月8~10日にシュツットガルトで開催される予定。

(宮林和夢)

(ドイツ、日本)

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