第3四半期の雇用と平均月収、鉱工業・建設業を中心に増加

(ベトナム)

ハノイ発

2022年10月18日

ベトナム統計総局は10月6日、2022年第3四半期(7~9月)の雇用・労働市場の状況について発表した。15歳以上の就業者数は5,080万人で、前期比で26万人(0.5%)増加した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う深刻な影響を受けた前年同期と比べると、355万人(7.5%)増加した(添付資料表参照)。

業種別にみると、鉱工業・建設業は1,698万人で、前期比で15万人(0.9%)増加した。サービス業は1,981万人と、前期比ではほぼ横ばいだった。農林水産業は1,402万人と、前期比で10万人(0.7%)増加したが、前年同期比では43万人(3.0%)減少した。

労働人口の失業者数は約106万人だった。失業率は2.28%で、前年同期比1.7ポイント減少した。生産や事業活動が回復した結果、失業率は低下傾向にある。

平均月収は前年同期比28.8%増

第3四半期の労働者平均月収は約670万ドン(約4万1,540円、1ドン=約0.0062円)で、前年同期と比べて約150万ドン(28.8%)増加した(添付資料図1参照)。

業種別にみると、鉱工業・建設業は約766万ドンで、前年同期比で約185万ドン(31.8%)増と、上げ幅が最も大きかった。サービス業は約797万ドンで、約181万ドン(29.4%)増加した。農林水産業は約392万ドンで、約55万ドン(16.3%)増加した(添付資料図2参照)。

(グエン・ラン)

(ベトナム)

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